日記・コラム・つぶやき

2011年2月 9日 (水)

なつかしい出会い

 今日は、本当になつかしい出会いがありました。阪神淡路大震災前のことなので、もう17~18年も前の依頼者さんなのですが、古い事件に手続上の不備があり、その依頼者さんの署名押印が必要な書類があったため、ご本人の所在をあちらこちら探していたところ、90歳で今もご存命でいらっしゃる事実が判明しました。

 書類を郵送しようか…とも思いましたが、住所を見ると事務所からそれほど遠くないし、昔から単身でお住まいであることも判っていましたので、思い切って私自身が訪ねてみることにしました。

 ところが、ご自宅の郵便受けには郵便物などがあふれており、チャイムを鳴らしても返事がありません。電気メーターは僅かながら動いており、冷蔵庫くらいは稼動している感じで、逆に不安は募ります。

 おそるおそる管理人さんに尋ねてみると、「あ、○○さんなら、△△病院に入院してはるよぉ」ということで、一安心してすぐに病院に走りました。本当に17~18年ぶりなので、私のことを憶えて下さっているか、大いに疑問でしたが、自己紹介すると「はいはい、憶えてますよぉ」と、にっこり笑ってしっかりしたお答え。本当にうれしかったです。

 あわてて事務所を飛び出したため、署名押印を頂戴すべき書類を持参するのを忘れたというオチが着きましたが、おかげで、また来週、お見舞いに行くことができます。「おばあちゃんになったでしょ?」と笑う笑顔はとても素敵でした。私も十分「オジサン」になったことですし(笑)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
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2011年2月 8日 (火)

監視される社会への道

 私たちは、知らず知らずのうちに、「権力から監視される社会」への道を歩んでいることに気づいていますか? 

 まず、街を歩けば、いたるところに監視カメラが設置されています。コンビニ店や銀行、商店街などが設置した「私的な防犯カメラ」が大半ですけれど、事件・事故が起きるとすぐに映像が警察の手に渡りますから、警察が監視しているのと大差ありません。

 画期的なのはNシステムです。「自動車ナンバー自動読取装置」のことで、高速道路や幹線道路に設置され、通過車両のナンバープレートを自動で読み取ります。Nシステムを通過した車両は全て記録され、警察の手配車両リストと照会されることで、手配車両の追跡や検挙に活躍しています。

 犯罪捜査の重大な武器になることは間違いありませんが、個人のプライバシーも知らぬ間に侵害されています。Nシステムを通過した車両を撮影する際、ナンバープレートと同時に運転者や同乗者も撮影されるからです。

 1999年に新潟県内の警察署の課長が女性警察官との交際をめぐって辞職しましたが、後日、新潟県警がこの課長の自動車をNシステムで追跡していた事実が判明しています。非番の警察官の個人的行動、しかも犯罪とは無関係な動向を監視することの問題点は、いまさら指摘するまでもないと思います。

 現在、すでに顔を認識して個人を特定するシステムが開発されています。外国では、監視カメラとのセットで、空港での出入国管理や、犯罪者の手配、カジノにおけるブラックリスト搭載者の排除といったセキュリティ分野のほか、選挙権行使の適正化(二重投票の禁止)など、様々な場面で「顔認識システム」が利用されています。

 この「顔認識システム」の技術が向上すれば、Nシステムと同様に、いつどこで誰が何をしたか、あるいは、特定の人物がいま何処にいるか…などを瞬時に検索することが可能になるでしょう。それほど遠い先のことではないと思います。しかし、これが、犯罪捜査だけに活用される…という保障はどこにもありません。

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2011年1月13日 (木)

匿名性の「明と暗」

 前回、「伊達直人運動」が匿名性に支えられた「善意の寄付」であり、日本人の「謙譲の美徳」にもかなっていると…いう趣旨のお話を致しました。匿名性は、「秘密裏に行動できる自由」を保障するわけですが、それが必ずしも良い方向で発揮されるとは限りません。

 たとえばネット上で匿名性が高い「2ちゃんねる」などの掲示板では、すぐに板が荒れてしまう傾向が強いようです。そもそも、どんな事柄でも、個人の意見は十人十色なわけで、様々な意見をやり取りする中で、より良い考えや解決方法などを模索するのが最良の策なのです。しかし、互いの意見や見解を批判し合ううちに、理性のタガが外れてしまい、言いたい放題の人格攻撃にまで発展してしまうことも珍しくありません。

 これは、日本人が「ディベート」が苦手で、意見や見解に対する批判を受けると、自分の人格まで否定されたと感じてしまうから…と、説明されることもあります。確かにそれは一つの真実だと思います。単なる意見の対立に過ぎなかったものが、友人間や同僚間の対立を引き起こすこともあり得るからです。

 さらに、これに匿名性が加わるから厄介です。たとえ日本国憲法で「表現の自由」が保障されているとは言え、実社会での顕名(自分の名を名乗って)の発言は、当然ながらそれなりの責任を伴います。いたずらに他人の名誉や信用を害するような発言は、いかに「表現の自由」の名のもとでも許されない局面が生じるわけです。

 ところが、ネット上での匿名の発言は、時として無責任な言いたい放題…ということになってしまいがちです。逆から言えば、匿名だと思っているからこそ、好き勝手に振る舞ってしまう…のかも知れません。

 ただしかし、ネット上の掲示板などは、真の意味での匿名性が保障されているわけではありません。明らかに名誉棄損、信用毀損、業務妨害などの「犯罪」が発生した場合に、警察が捜査を開始すれば、プロバイダーを通じてIPアドレスなどを突き止め、パソコンや「犯人」を特定することも、それほど難しいことではないからです。

 我が国は、世界に冠たる「自由な国」ではありますが、自由と責任はウラハラの関係にあります。匿名性にあぐらをかいた「暴言」「放言」は慎んだ方がよさそうです(笑)。

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2011年1月 9日 (日)

兵庫県警が全国初の試み(雑踏警備の新手法)!

 今日、西宮のえべっさんへお参りに行ってきましたが、そのときに西宮神社周辺で流れていた曲が耳に残りました。おや、この曲、楠公さん(湊川神社)に初詣に行ったときにも聴いたような?

1 みなさ~ん みなさ~ん
   いま混雑していますので
   子供さんと しっかりと
   手をつないで 走ったりせずに  
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)あぁゆっくりと
   進んで下さい
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   進んで下さい

 2 みなさ~ん みなさ~ん
   いま混雑していますので
   前の人に 続いて
   押さないで 走ったりせずに
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと) あぁゆっくりと
   進んで下さい
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   進んで下さい

 3 みなさ~ん みなさ~ん
   走ったりせずに
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   進んで下さい。
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   あぁゆっくりと(あぁゆっくりと)
   進んで下さい

 これは「ざっとうの詩~絆」という曲(作詞:山本武宏、作曲:池田幸雄、編曲:貞松翼)で、「あまゆ~ず」という、尼崎出身の女性デュオが歌っています。

 兵庫県警察本部が、あの「明石歩道橋事故」の教訓を踏まえて、雑踏事故防止のための施策として「癒し系」のBGMを流すという、全国でも初めての試みとして企画したものです。

 来場者の心(頭)に残るBGMとして制作されたこの曲は、確かに「現場」では力を発揮しています。みんな雑踏の中でイライラしていても、この曲が流れてくると不思議にストレスが緩和されているようです。私の近くにいた、たくさんの親子連れが、この曲を聴いて「ほら、手をつないで!」などとリアクションしていましたから(笑)。

 兵庫県警察本部のHPでは、この曲がフルコーラスで聴けますよ~♪ このような工夫は、本当に大切だと感じますね。兵庫県警、超ナイスです!

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