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2014年4月30日 (水)

「避難訓練」が欠かせない

 万が一のときの話…などというと、みなさん眉をひそめたり、顔をしかめたりしますよね。縁起の悪い話なんてしたくないし、聞きたくもない…というのが、私たちにとっては普通の心情なのかも知れません。

 しかし、自分たちの生命がかかってる…と言えば、話は別じゃないでしょうか。折に触れて防災訓練、避難訓練などが実施される様子がテレビで報道されますが、あれを「他人事(ひとごと)」などと考えてはいけません。

 いつかこのブログでも書いたかも知れませんが、私はかつて、裁判所のご命令により、ある会社の代表取締役「代行」を務めていた時期があります。その会社が経営していたのが何と「ラブホ」でした。

 この「ラブホ」では、毎月1回の「火災避難訓練」を欠かしたことがありません。訓練と言っても、お客様にご協力戴くわけにはいきませんから、ひたすら従業員の皆さん方に、お客様の避難誘導の方法及び逃げ道の確保を繰り返し繰り返し練習してもらいました。

 とにかくお客様の安全が第一です。「お客様、火事です!」と叫んでドアをノックしたら、一瞬の迷いもなくマスターキーでドアの鍵を開けてしまいます。ドアの向こうでナニが繰り広げられていようと躊躇してはいけません。お客様としても「命あってのモノダネ」ですから、そんなことでホテル側に抗議されることもないでしょう。

 日ごろからの地道な訓練があってこそ、イザというときにモノを言うのです。聞けば、沈没した韓国の客船では乗組員の避難訓練さえ怠っていたと言います。道理で、備え付けの「救命ボート」が一隻も使われなかったわけです。船長や乗組員が乗客を放り出して、自分たちだけで逃げ出したことも、日ごろの訓練がなされていなかったことの証左と言えるでしょう。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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