« 刑事判決の言渡しがコワイ | トップページ | 司法試験「予備試験」があぶない(2) »

2013年11月11日 (月)

司法試験「予備試験」があぶない(1)

 法務省は11月7日、司法試験「予備試験」の格者351人を発表しました。前年比で132人増、合格率は3.8%です。「予備試験」に合格すれば法科大学院を卒業しなくても司法試験の受験資格が得られることで人気を博し、合格者のうち、法科大学院や大学に在学中の「現役学生」は271人(77%)にも上ります。「現役学生」の割合は、前年度の59%より大幅に上昇しています。

 本来、「予備試験」は経済的な事情などで法科大学院に通えない人のために設けられた救済制度です。ところが、法科大学院をスルーして受験した「現役学生」が合格者の大半を占めています。本来は予想していなかった現象であり、法科大学院制度の「形骸化」が一段と進んでいることが明白となりました。

 前にも書きましたが、今年度の司法試験では全体の合格率が26.8%だったのに対し、「予備試験組」の合格率は71.9%です。「法科大学院組」より「予備試験組」の方が、司法試験合格率については、はるかに「優秀」であることが、さらに実証されてしまった格好です。

 この現状を「けしからん」と嘆く声があります。ただし、その声は、実は「二通り」あるんですね。(続く…)

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!

http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

|

« 刑事判決の言渡しがコワイ | トップページ | 司法試験「予備試験」があぶない(2) »

弁護士のひとりごと」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/544676/58556739

この記事へのトラックバック一覧です: 司法試験「予備試験」があぶない(1):

« 刑事判決の言渡しがコワイ | トップページ | 司法試験「予備試験」があぶない(2) »