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2013年10月25日 (金)

胃に穴があく話

 今日は、被告人国選事件の判決言渡期日でした。在宅(身柄拘束を受けていない)事件でしたので、指定された時間の10分前に裁判所にて出会うよう待合せをしていましたが、待てど暮らせど被告人はやってきません。とうとう心配になって、あちこち電話連絡を開始しましたが、本人に連絡がついたのは指定時間を10分も過ぎてからのことでした。

 「今から急げば30分で裁判所に行けます」って、それじゃ遅すぎるんですよね。裁判所は刑事事件の判決言渡には、さほど予定時間をとっていません。もちろん、無罪が争われるような大事件では判決言渡に1時間から2時間近くを要することもありますが、通常の事件ではせいぜい10分程度のことです。その後には、別事件が予定されていますので、被告人の「遅刻」のため、他の事件の関係者に迷惑を掛けるわけにもいきません。

 被告人本人は、判決言渡期日を間違って記憶し、手帳にもそのように書いてしまっていたようで、起きてしまったことは仕方がないのですが、私が弁護士になって28年、判決言渡期日に被告人が現れなかったことは初めての出来事でした。

 結局、裁判所が新たな判決期日を指定してくれて「事なき」を得ましたが、その間、裁判所内を走り回って本人を探したり、あちこち電話を掛けたりしながら、何か事故があったのか、いったい何が起きているのか…などと、あれこれ気を揉んでたいへん疲れました。

 こうやって、弁護士の胃に穴があく…ということなんですね(涙)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!

http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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