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2013年10月22日 (火)

「忌み言葉」があぶない

 今朝のラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」の「お題(テーマ)」が「あなたの冠婚葬祭」というわけで、私が体験した「心に残るお話」を番組にメールしようと思いましたが、放送中は忙しくて手が回りませんでした。そんなわけで自分のブログで「敗者復活戦」を。

 これは本当に「実話」なんです。結婚披露宴で、新婦の兄がギターを持って登場し、弾き語りを始めました。ポロロロ~ン~♪ いもうとよぉ~♪ おおっ、これはあの「かぐや姫」の名曲「妹よ」ではありませんか。し、しかし、この歌を結婚披露宴で歌うとは…。

 1番・2番は、まあなんとかOKでしょう。花嫁をつかまえて「おまえは 器量が悪いのだから」は戴けませんが。ただし、3番の歌詞は「妹よ 父が死に 母が死に おまえひとり」で始まります。まあ何と、縁起でもありませんよね。会場がシーンと静まり返る…かと思いきや、ドッと受けているじゃないですか。もちろん新婦の父母はまだ若く、当然ながら健在で会場の後ろの方にニコニコしながら座っています。

 そして、この歌の最後は、ご存じの方も多いでしょう。「あいつは とてもいい奴だから どんなことがあっても我慢しなさい」と。ここまでは良いのですが、「そしてどうしても どうしても どうしても だめだったら」と続いて、最後に「帰っておいで 妹よぉ~」の絶唱で締めくくられます。新婦は笑い転げていましたが、新郎は感激のあまりか、それとも義兄のひどい仕打ちに悲しんでのことか、大粒の涙をポロポロこぼしておりました。

 それから1年。妹は兄の「予言」どおり、元気に出戻って参りました。親戚連中の間では、やはり「お兄ちゃんの歌のせいや」と言うことで、本当の「離婚原因」は誰も聞こうとはしませんでした。私は「言霊(ことだま)」を信じるタイプではありません。それでも、先人が戒めるように、お祝いの席での「忌み言葉」は、出来る限り避けた方が賢明ではないか…と、今でも思っています。

 ちなみに、この「妹さん」は先ごろ再婚し、今は幸せな家庭を築いているそうです。二度目の結婚披露宴は開かれませんでしたが、それが「お兄さん」に歌わせないため…かどうかは、定かではありません(笑)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!

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