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2013年10月26日 (土)

司法試験があぶない(1)

 私たちの時代は、司法試験を受けるために、何の「資格」も必要ありませんでした。学歴も大学の教養課程を修了しておれば、一次試験(教養試験を中心とするもの)が免除されるだけの話です。学歴がなければ一次試験から受験すればOKでした。端的な例を挙げると、かつて中学生が猛勉強して一時試験からトライし、第二次試験の「短答式試験」まで受かった…という話もあります。

 それだけ「門戸」が広かった司法試験ですが、現在の制度では「法科大学院(ロー・スクール)」を卒業しないと原則として受験資格がもらえません。大学卒業後、最低2年間(これは法学既修者の場合。未修者なら3年間)大学院での学業を修めないと、司法試験の受験資格が与えられないわけです。

 法科大学院のカリキュラムは厳しいので、バイトなどをやってる時間はありません(社会で働きながら通う「夜間法科大学院」も、あるにはありますが、その実態がどうであり、実際に司法試験合格者を輩出させているのか…は「闇の中」でまったくわかりません)。

 そのため、法科大学院に通うために、最低2年間の生活費は言うに及ばず、法科大学院の学費や教材費など、多額の「教育資金」が必要になります。私学の場合、学費が年間200万円を超えるところもあるようで、法科大学院生の多くは「奨学金」など多額の借財を背負っていると言われています。いやはや本当にたいへんな時代なのです(続く…)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!

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