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2013年9月24日 (火)

「イーモバイルの解約」があぶない(1)

 故人が生前に使っていた「イーモバイル」の通信サービスを解約しようとして、ご遺族がたいへん苦労されています。カスタマーセンターに電話をしたら、「ご本人様ですか?」と問われ、本人が亡くなった旨を伝えると、「まずは故人との関係を示す書面を送って欲しい」とのこと。

 あらためて連絡すると、さらに「故人との関係」を詳しく尋ねられ、「故人の長女の夫です」と答えると「長女本人からの電話でないと受けられない」と断られたとか。仕方がなく、長女自身が電話連絡すると、「解約した場合のデメリット」や「そのまま承継して利用するメリット」について延々と説明を聞かされます。

 最終的に「それでも解約したい」と言うと、「解約手続は書面でしか行えないので、必要書類を郵送する」と言ったきり、なかなか送ってこないのです。その後、ようやく書類が送られてきたものの中身が難し過ぎて、とうてい素人さんの手には負えません。

 そんなわけで、私が書類を見させて戴きました。いや、「プロ」の私が見てもわかりづらい、まさに「不親切の極み」です。こんなヘンテコな書類はこれまで見たことがありません。ともかく、その題名からしてたいへん長~い。「『EMOBILE通信サービス契約』兼『割賦販売契約』または『個別信用購入あっせん契約』承諾届出書 兼 解約申請書」と言うのです。まるで、落語の「寿限無」じゃないですか。

 解約手続をしたいことは、電話をした段階で伝えているのですから、単純な「解約申請書」を送ってくれば良いのであって、契約継続を前提とした「承諾届出書」は不要なのです。この2種類の相反する性格の書類を1枚に詰め込んでいるため、意味が分かりにくいのです。

 とにかく「解約させまい」とする会社の「本音」が見え隠れしていますよね(続く…)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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