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2013年8月10日 (土)

日本語があぶない(3)

 いつだったか、高名な学者がTV番組で「喧々諤々(けんけんがくがく)の論争がありますからね」と言っていたので、思わず「それも言うなら、喧々囂々(けんけんごうごう)か、侃々諤々(かんかんがくがく)でしょ!」と一人でツッコんでしまいました。

 いつツッコむの? 今でしょ!…というわけで、TVに向かってツッコむのは、関西人として大切な「たしなみ」ですので、どうかご容赦ください(笑)。

 この両者はたしかに間違いやすい言葉だと思います。私自身、「喧々囂々」は「剣豪(けんごう)」を、「侃々諤々」は「関学(かんがく)」をそれぞれ連想して覚え、間違えないように気をつけています。

 このように、紛らわしくて間違いやすい言葉は、他にもたくさんあります。「横槍を入れる(邪魔をする)」と「横車を押す(無理を押し通す)」を混同して「横車を入れる」と誤用したり、「二の足を踏む(尻込みする)」と「二の舞を演ずる(他人と同じ失敗をする)」を混同して「二の舞を踏む」と間違ったり…。

 単純な勘違い、覚え間違いもいっぱい…。「先立つ不幸をお許しください」って、そりゃ「不幸」であることは間違いないですが、親に対して「不孝」を詫びるのが正しい用法です。「焼けぼっくりに火がつく」も、正しくは「焼けぼっくい」で、「ぼっくい」とは「棒杭」のことなんですね。「松ぼっくり」をイメージしちゃってたかも(笑)。

 「危機一発」「興味深々」「厚顔無知」…どこが間違っていますか? はい、「危機一髪」「興味津々」「厚顔無恥」が正解です。「口先三寸」「黙否権」「短刀直入」もスルーしてしまいそうですが、正しくは「舌先三寸」「黙秘権」「単刀直入」ですよね。

 いやはや、日本語はむずかしい…。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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