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2013年7月 7日 (日)

「幇間(ほうかん)」があぶない

 鳩山由紀夫元首相の「ご乱行」が止まりません。尖閣諸島について「中国から盗んだものは返さねばならない」との発言などは、いったいどこからそんな発想が出てくるのか、首を傾げてしまいます。

 鳩山氏と言えば、かつて民主党代表として、2009年8月の衆議院議員総選挙の際、沖縄の米軍普天間基地の移設先について「最低でも県外にする」などと宣言しました。これはもとより実行不可能だったことが後々明らかになりますが…。

 後日、そもそもの「最低でも県外」宣言の真意を問われて、鳩山氏は「沖縄県民を喜ばせたかったから」と述べています。先日の尖閣発言も「中国人民を喜ばせたかったから」というように理解せざるを得ないのでしょうね。

 ところで、「幇間(ほうかん)」ってご存知ですか? 別名「太鼓持ち」とか「男芸者」などとも呼ばれます。豊臣秀吉に仕えた「曽呂利新左衛門」が元祖と伝えられ、太閤秀吉を持ち上げて機嫌取りをしたことから「太閤持ち」と言われるようになり、これを元に「太鼓持ち」と言う呼称が生まれた…との説があります。

 鳩山氏は、理念や信念に支えられた政治家ではなく、エンターテイメントを極める「幇間」を目指すべきではなかったか…と私は思います。人を楽しませたり、喜ばせたりすることがお好きなのは結構ですが、自分自身の言葉に責任を負うべきことを理解されないなら、政治家としては失格です。

 一方、行く先々で、人々の機嫌をとったり、喜ばせたりするのが仕事で、その言葉に一貫性は要求されず、ましてや責任を問われたりしないのが「幇間の特権」です。鳩山氏は、元首相の肩書を捨てて、新たに「幇間」として人生をスタートされた方がよろしいのでは…と私は思います。

 とはいえ、「幇間」は、数ある芸人の中でもとりわけ難しい職業です。落語家は舞台のことを「高座」と呼びますが、幇間はお座敷のことを「修羅場」と呼ぶそうですから、その難しさが伝わってきますよね。

 鳩山氏には、まず「空気を読む」ことからお勉強して戴きましょう。とりあえずは「首相が殊勝になった」と言われるよう、頑張って戴きたいものですね(笑)。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
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