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2012年8月 6日 (月)

叱ること、褒めること

 ガミガミ叱っても、決して子どもは成長しません。angry状態の親に接し続けると、子どもは「いつものこと」と、そういう状況に慣れてしまいます。「嵐が吹いている間の我慢」と、何時の間にか、馬耳東風、右から左へ受け流す…だけになってしまうのです。

 「引き鳴らす 甲斐こそなけれ むれ雀 音聞き慣れて 鳴子にぞ寄る」…これは「親子茶屋」という上方落語に出てくる「狂歌」です。お百姓さんは、雀が寄って来ないよう田んぼに「鳴子」という道具を仕掛けて雀を驚かすわけですが、たまに「鳴子」の紐を引くなら雀も驚いて逃げるけれど、米粒ひとつ取られまいとして、いつもいつも「鳴子」の紐を引き続けると、ついには雀も慣れてしまって、「鳴子」の音などには全然驚かず平気で米をついばむ…という意味の歌です。

 つまり、説教や小言をいつもガミガミ繰り返すことは、「鳴子」に慣れてしまう雀を作り上げることと同じで、説教や小言が「感銘力」を失うので、結局のところ意味がない…ということが言いたいわけですね。

 要は、一方的に叱るだけでは、あまり効果が望めない…と知るべきです。「何故、叱られているか」を子どもに本当に理解させないといけません。そのためには、時には、子どもの「言い分」も十分に聞いてあげましょう。そのうえで、褒めるべき点は褒める方が効果的なのです。

 「褒める」ことと「叱る」ことは、いわば車の「両輪」のようなものです。褒めれば褒めるほど、子どもの「自信」につながりますし、子ども自身が主体的に様々なことを学ぶ姿勢を持てるようになります。しかし、駄目なことは駄目…と叱り、きちんとメリハリをつけることも、一方では大切なのです。

 結局、子どもを叱ることは「ディスカッション」と同じです。ただの「一方通行」では、伝えるべきことも伝わりません。近頃はやりの「双方向通信」こそが、もっとも大切だ…と、私自身は考えています。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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