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2012年8月22日 (水)

「鉄道自殺」の代償は?

 鉄道の「人身事故」と呼ばれる事象が、純然たる「事故」である場合は少なく、発作的にせよ、覚悟の上にせよ「自殺」だとしか考えられない場合の方が断然多いようです。

 2年ほど前でしたか、JR九州では、列車への「飛び込み」があった場合、これまで殆ど行っていなかった「遺族に対する損害賠償請求」を行う方針を決めた…というニュースがありました。車両の修理費や人件費に加え、運休や遅れに伴う払戻金も損害賠償の対象になるとのことでした。

 「あとで家族が経済的な制裁を受ける」ということが「社会常識」として定着すれば、「鉄道自殺を思いとどまる」ひとつの動機になるかも知れません。「人身事故」と呼ばれる「鉄道自殺」が減ることで、「社会損失」も減るはずです。

 ただ、今のところ、JR九州が発表したような「強硬方針」が貫かれた事例は、寡聞にして聞いたことがありません。たぶん、死者や遺族を「鞭打つ」ようなので、日本人の感覚にはそぐわないのでしょうけれど、「一罰百戒」という言葉もあります。本当にむずかしい問題ではありますが…。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
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