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2012年7月 6日 (金)

脱・原発「次の一手」は?

 大飯原発3号機からの送電が始まりました。これで無事に「再起動」を終えて、ようやく「再稼働」の段階に入ったということですが、「フル稼働」にはまだ時間がかかるようです。

 今回初めて知りましたが、原発の再稼働には意外と時間がかかるんですね。折しもLNG火力の姫路第二発電所4号機が運転を停止したばかりで、電力の安定供給の難しさも実感として伝わってきています。

 さて、原子力発電も火力発電も、発生した熱によって水を沸騰させ、その蒸気を使って「蒸気タービン」を回し、タービンの回転で発電機を回す…という仕組み自体は同じだと言うことができます。もちろん、タービンを回すまでのシステムなどは全然違いますが。

 「蒸気でタービンを回して発電する」というわけですから、大ざっぱに言えば、大きな「やかん」で湯を沸かすのに、エネルギーとして何を使うのか…の問題なんですね。これまで「原子力」は発電コストが低く、CO₂を発生させないメリットがあると言われてきました。しかし、福島第一原発の事故発生を受けて、損害賠償支払額を発電コストに加える必要性が現実化しましたし、放射性物質をこれだけ広範囲にバラまくなら、CO₂問題どころの騒ぎじゃありません。しかも使用済み核燃料の処分方法も未確定です。「トイレのないマンション」の例えは、けっして「笑い話」ではないのです。

 そんなわけで、私たちの子孫の将来を考えるとき、「脱・原発」を目指すべきという結論は、間違いのないことだと思います。ただ、そうは言っても、現在、大飯原発3号機が再稼働を開始し、4号機も再起動に入ろうとしています。悔しいですが、現時点では「原発ゼロ」のままで市民・国民の「生活電力」を維持することが出来ません。

 このように「脱・原発」が一朝一夕には出来ないことを踏まえ、10年・20年先ではなく100年先をも見据えた長期の「エネルギー政策」を策定し、その実現に向けて動き出すことが急務だと思います。まず、大切なのは「次の一手」です。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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