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2012年7月19日 (木)

「電話・メール相談」があぶない

 私は電話やメールによる法律相談をお受けしていません。もちろん、依頼者との打ち合わせや、進行中の事件についての連絡・指示などを電話やメールですることはあります。しかし、それは既に依頼者との間で具体的事案についての「共通認識」があるから出来ることであって、両者は「似て非なるもの」なのです。

 初めてでも電話やメールで相談が出来るとすれば、相談者にとって便宜であり、有意義ではないか…と思いがちです。しかし、私は、お互いに顔も見えず、関係書類もチェックできない状況で法律相談をお受けすることは、むしろ相談者に「不親切」になるかも知れない…と考えています。

 そもそも「下地」(=共通認識)が何もない状況で、顔を見て話をすることが出来ないのは致命的です。対面相談なら、ちょっとした表情や顔色の変化を見ることで、相談者から入ってくる情報を再度確認したり、こちらの言ったことが相手に伝わっているかどうかチェックしたりすることも可能です。

 ですから、同じ電話相談でも、兵庫県の県民局が採用している「テレビ電話相談」は対面相談に準じる「有効なもの」と考えます。実際に私自身も担当していますが、関係書類はあらかじめFAXで手元に来ていますし、相談相手の顔も見えますので、お互いの意思疎通に欠けるところもありません。

 旧態依然とした法律相談のカタチにこだわるのもどうか…と思われるかも知れませんが、情報不足や意思疎通の行き違いなどから、間違った結論を相談者に伝えてしまうことの方が、何倍もおそろしいこと…と私は考えています。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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