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2012年6月 7日 (木)

「ヒゲの殿下」のご逝去に想う

 寛仁(ともひと)親王殿下がお亡くなりになられました。殿下のように皇室の「親王」がお亡くなりになった場合は、「薨去(こうきょ)」と表現するのが正しいようです。また、「三笠宮寬仁殿下」などと表記するマスコミもありますが、それは間違いであり、当主たる父宮(三笠宮崇仁親王殿下)を差し置いて「三笠宮」を名乗ることは出来ないそうです。いやはや日本語はむずかしいですね。

 私には「ヒゲの殿下」と言う愛称の方がしっくりきます。たいへん「庶民派」で、ラジオ番組のDJとして活躍されたことも有名ですし、海外への移動に際し「税金を使うのはもったいない」とエコノミーに搭乗したという逸話や、「アルコール依存症の寬仁です」などとご挨拶されて宮内庁が慌てたという笑い話もあります。

 もう一つ、私が興味深いと感じたのは「女系天皇容認論」に対する殿下の批判的ご意見でした。寛仁親王殿下は、皇族のお立場から唯一「歴史と伝統を平成の御世で、いとも簡単に変更して良いのか?」との疑問を投げかけ、「万世一系125代の皇統が貴重な理由は、神武天皇から連綿として男系で続いて来た厳然たる事実」と主張されました。

 私自身も「女系天皇容認論」には反対です。これは決して男尊女卑的な発想から出たものではありません。これまで「男系男子」という原則を貫いてきたということは、神武天皇のY遺伝子が現在の皇統男子に受け継がれていることを意味します。これは遺伝学の問題です。過去に女性天皇は8人10代存在しますが、その全員が「男系女子」であり、その後は「男系男子」が後を継いでいます。

 これまで連綿と続いて来たものをここで途絶えさせてよいのか…という問題なのです。「男系で続いて来た厳然たる事実」は世界的に見ても「唯一」だと思われます。私個人は「皇室崇拝者」ではありませんが、国際社会に誇ることが出来る存在を「台無し」にするような「自虐的行為」だけは避けるべきだと考えています。

 寬仁親王殿下のご薨去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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