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2011年7月 8日 (金)

イザというときの遺言

 自筆証書遺言は、すべてを自分で書く必要があります。しかし、病気や不慮の事故などで「命の危険」が迫っているときに、自筆で遺言を書くなど、無理な場合が多いでしょう。

 公証人に病院まで出張してもらって公正証書遺言を作成する方法がありますが、公証人と日程調整をしているうちに、間に合わなくなることもあり得ます(涙)。

 そのようなときに、緊急手段として登場するのが「一般危急時遺言」です。

 「危急時」というのは、病気や怪我で命が危険な状況にあることです。死期が迫った遺言者が「最期の意思」を残したい場合に作成が可能です。

 必要な証人は3人。そのうち一人が遺言者の遺言したい内容を聞き取って文書にします。その後、その文書を遺言者や他の証人に読み聞かせるか、または読んでもらいます。

 各証人は、その筆記が正確であることを確認のうえ、署名・押印します。これで遺言の完成です。遺言者の署名・押印は不要です。ただし、「一般危急時遺言」は、作成後20日以内に家庭裁判所に提出して「確認手続」を受けないと無効になるので、注意が必要です。

 私は、依頼者の「命の危険」を感じたら、とり急ぎ「一般危急時遺言」を作成し、その後、すぐに公正証書遺言の作成をお願いすることにしています。ある種の保険みたいですね。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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